この文書では、次の製品を MultiRow for Windows Forms 5.0J (以下 MultiRow)にセル型として組み込む、InputManCell for Windows Forms 5.0J (以下 InputManCell)について説明します。
- InputMan for Windows Forms 5.0J (以下 InputMan)
- PlusPak for Windows Forms 5.0J (以下 PlusPak)
目次
インストール順序の注意(重要)
InputManCell を使用するには、関連する製品があらかじめインストールされている必要があります。
- MultiRow for Windows Forms 5.0J Service Pack 1 [v5.0.2008.0930] (必須)
- InputMan for Windows Forms 5.0J Service Pack 1 [v5.0.2008.0930] (任意)
- PlusPak for Windows Forms 5.0J Service Pack 1 [v5.0.2008.0930] (任意)
もし、これらの製品の前に InputManCell をインストールしている場合、InputManCell をアンインストールし、再度 InputManCell のインストールを実行してください。
修正版のインストールについて
InputManCell の修正版をインストールするには、すでにインストールされている InputManCell をアンインストールし、修正版(最新版)の InputManCell をインストールします。とくに案内がない限り MultiRow や InputMan を再度インストールする必要はありません。
機能の概要
InputManCell は、InputMan と PlusPak のコントロールを、MultiRow でセルとして使用するための拡張機能です。InputManCell には次の8つのセル型が含まれます。
- GcTextBoxCell
- InputMan の GcTextBox コントロールに基づくテキスト入力セル。入力文字種の制限や最大文字数(バイト数)の指定が可能です。
- GcMaskCell
- InputMan の GcMask コントロールに基づくマスク入力セル。電話番号や郵便番号などの定型書式を正規表現を使って指定できます。
- GcCharMaskCell
- InputMan の GcCharMask コントロールに基づく視認性に優れたマスク入力セル。原稿用紙のように入力用のマス目を表示できます。
- GcDateCell
- InputMan の GcDate コントロールに基づく日付入力セル。和暦やカレンダーをサポートしています。
- GcTimeSpanCell
- InputMan の GcTimeSpan コントロールに基づく時間間隔の入力セル。期間や時間の長さを入力できます。
- GcNumberCell
- InputMan の GcNumber コントロールに基づく数値入力セル。桁区切りや負号のカスタマイズが可能です。
- GcComboBoxCell
- InputMan の GcComboBox コントロールに基づくコンボボックスセル。複数列表示やステータスバーを利用できます。
- GcBarCodeCell
- PlusPak の GcBarCode コントロールに基づくバーコード表示セル。QR コードや郵便バーコードにも対応しています。このセル型は GrapeCity.Win.MultiRow.PlusPak 名前空間に含まれます。
各セルの機能は、継承もとのコントロールと同様です。詳細は InputMan および PlusPak のヘルプファイルを参照してください。
動作環境
InputManCell をご使用いただくには、以下のハードウェアとソフトウェアが必要です。
- 8MB 以上の空き領域を持つハードディスクドライブ
- MultiRow for Windows Forms 5.0J Service Pack 1 [v5.0.2008.0930]
- MultiRow for Windows Forms 5.0J の開発ライセンス
InputManCell に含まれる GrapeCity.Win.MultiRow.InputMan 名前空間の機能をご使用いただくには、次のソフトウェアが必要です。
- InputMan for Windows Forms 5.0J Service Pack 1 [v5.0.2008.0930]
- InputMan for Windows Forms 5.0J の開発ライセンス
InputManCell に含まれる GrapeCity.Win.MultiRow.PlusPak 名前空間の機能をご使用いただくには、次のソフトウェアが必要です。
- PlusPak for Windows Forms 5.0J Service Pack 1 [v5.0.2008.0930]
- PlusPak for Windows Forms 5.0J の開発ライセンス
InputManCell は、記載されているアセンブリバージョン以外の環境では動作しません。
必要システムは、MultiRow for Windows Forms 5.0J 、InputMan for Windows Forms 5.0J および PlusPak for Windows Forms 5.0J と同じです。
インストールとアンインストール
InputManCell をインストールするには、Web サイトからダウンロードした(または、インストール用媒体に含まれる)以下のインストールファイルを実行します。
InputManCellWin5_yyyymmdd.exe
(yyyymmddはインストーラのリリース時期によって変わります)
InputManCell をアンインストールするには、コントロール パネルの「アプリケーションの追加と削除」、「プログラムの追加と削除」、「プログラムのアンインストール」のいずれかから次の2つを実行(アンインストール)します(順不同)。
- PowerTools InputManCell for Windows Forms 5.0J
- PowerTools InputManCell for Windows Forms 5.0J Runtime 5.0.2008.0930
これら2つをアンインストールすることで、システムから InputManCell のファイルが削除されます。なお、アンインストール中に表示されるウィンドウは、自動的に閉じるまで、操作しないでください。
ファイル構成
InputManCell のインストーラは、次の構成でファイルをコピーします。
\<User Folder>\
ReleaseNote_5020090116.htm
Bin\
v5.0.2009.0116\
GrapeCity.Win.MultiRow.InputMan50.v50.dll
GrapeCity.Win.MultiRow.InputMan50.v50.xml
GrapeCity.Win.MultiRow.PlusPak50.v50.dll
GrapeCity.Win.MultiRow.PlusPak50.v50.xml
ja\
GrapeCity.Win.MultiRow.InputMan50.v50.resources.dll
GrapeCity.Win.MultiRow.PlusPak50.v50.resources.dll
Help\
H2Reg.exe
H2Reg.ini
InputManCellWin5.HxA
InputManCellWIn5.HxC
InputManCellWin5.HxS
InputManCellWin5.HxT
InputManCellWin5_A.HxK
InputManCellWin5_F.HxK
InputManCellWin5_K.HxK
NamedURLIndex.HxK
Samples\
Readme.htm
Sample.zip
\<Program Files Folder>\
Microsoft SDKs\
Windows\
v6.0A\
Bootstrapper\
Packages\
MultiRowWin5InputManCell5_5.0.2009.0116\
product.xml
ja\
MultiRowWin5InputManCell5_5.0.2009.0116.msi
package.xml
Microsoft Visual Studio 8\
SDK\
v2.0\
Bootstrapper\
Packages\
MultiRowWin5InputManCell5_5.0.2009.0116\
product.xml
ja\
MultiRowWin5InputManCell5_5.0.2009.0116.msi
package.xml
Q&A
- Q1. InputManCell は MultiRow や InputMan のトライアル版で動作しますか?
- 動作します。それぞれの製品のトライアル版の利用条件にしたがってお試しいただけます。
- Q2. InputManCell にはライセンス認証が必要ですか?
- 必要ありません。InputManCell をご使用いただくにあたり、MultiRow for Windows Forms 5.0J と InputMan for Windows Forms 5.0J (および PlusPak for Windows Forms 5.0J) のライセンスが必要となるため、InputManCell はこれらの製品のライセンス認証にしたがって動作します。
- Q3. InputMan と PlusPak を両方ともインストールする必要があるのでしょうか?
- 一方に関連する機能のみをご使用になる場合、もう一方はインストールする必要はありません。省略可能です。一方を後からインストールする場合、その製品をインストールした後で MultiRow と InputManCell をアンインストールし、再度インストールしてください。
- Q4. InputManCell のサポートは提供されますか?
- InputManCell は MultiRow for Windows Forms 5.0J の追加機能として提供されるため、PowerTools サポートサービスをご利用いただけます。なお、サポートサービスをご利用いただくにあたって MultiRow for Windows Forms 5.0J のユーザー登録が必要です。ご質問を送信する際に、製品名に「MultiRow for Windows Forms 5.0J」を選択できます。
- Q5. InputManCell のユーザー登録は必要ですか?
- 不要です。InptuManCell は MultiRow for Windows Forms 5.0J の追加機能となるため、MultiRow のユーザー登録を行ってください。
- Q6. InputManCell のサポート提供期間はどのようになりますか?
- InputManCell は MultiRow for Windows Forms 5.0J の追加機能として提供されるため、MultiRow for Windows Forms 5.0J のサポート提供期間と同一になります。
- Q7. InputManCell の利用や再配布にあたって追加費用が発生しますか?
- InputManCell は MultiRow for Windows Forms 5.0J の追加機能として無償で提供されます。再配布のライセンスは MultiRow for Windows Forms 5.0J と InputMan for Windows Forms 5.0J (および PlusPak for Windows Forms 5.0J) に基づきます。
- Q8. InputManCell と一緒に MultiRow の組み込みのセル型を使用できますか?
- 併用できます。
- Q9. InputManCell は MultiRow 以外のグリッドコントロールに使用できますか?
- 使用できません。InputManCell は MultiRow for Windows Forms 5.0J に対して提供されます。
- Q10. InputManCell を InputMan と併用できますか?
- 併用できます。InputManCell は InputMan for Windows Forms 5.0J のアセンブリを参照するため、同じバージョンの InputMan を同時に使用できます。
- Q11. InputManCell を PlusPak と併用できますか?
- 併用できます。InputManCell は PlusPak for Windows Forms 5.0J のアセンブリを参照するため、同じバージョンの PlusPak を同時に使用できます。
- Q12. GcTextBox.MultiLine に対応するプロパティは?
- GcTextBoxCell.Style.MultiLine プロパティが対応します。
- Q13. 各セルのドロップダウンボタンを非表示にするには?
- 対象のセルの SideButtons プロパティから、コレクションに含まれる DropDownButton オブジェクトの Visible プロパティの値を変更します。
- Q14. InputMan for Windows Forms 5.0J Service Pack 1 の GcFieldStyler コンポーネントを使用できますか?
- 使用できます。セル編集コントロールに対する用例として、ActiveField サンプルが同梱されています。(型の違いから、非編集状態のセルには使用できません。また、パフォーマンスへの影響から非編集状態でのフィールドのカスタマイズは推奨されません)
- Q15. InputMan と同じコードを InputManCell で使用できますか?
- InputManCell の各編集コントロールは、InputMan のコントロールを継承する派生クラスです。このため、セルの編集時のコーディングは InputMan と同じものを使用できます。
非編集時のコーディングは、InputMan のクラスのサブセットが提供されるため、コードや名前空間の書き換えが必要になります。
- Q16. InputManCell を使うと、どのようなメリットがありますか?
- InputManCell は、MultiRow の組み込みのセル型と比較して次のような機能を提供しています。(以下の機能は1例です)
- 入力可能文字種の制限
- 編集モードの切り替え(挿入、上書き)
- 編集テキストの自動選択
- 和暦を使用した日付の表示と入力
- 和暦のカスタマイズ(元号の変更)
- カスタマイズ可能なドロップダウン カレンダーによる日付入力
- 数値の書式付入力(金額など)
- 数値入力のスピンボタンやドロップダウンボタンのカスタマイズ
- ドロップダウン電卓の表示
- 時間の間隔や長さの入力
- 候補値の表示と入力
- 書式や文字数に合わせた入力ボックスの表示
- 長い文字列の省略表示
- 長い文字列のためのエディットウィンドウ
- コンボボックスのドロップダウンリストの複数列表示
- Q17. InputManCell の編集を開始したとき、InputMan の [バージョン情報] ダイアログが「試用期限切れ」として表示される。
- プロジェクトに InputMan のライセンス情報が存在しないか、またはライセンス情報が古いことが原因として考えられます。InputMan のヘルプファイルを参考に、適切なライセンス情報をプロジェクトに追加してください。
なお、デザイナで InputManCell を配置する場合、プロジェクトの licenses.licx に InputMan のライセンス情報が自動的に追加されます。
例:
GrapeCity.Win.Editors.GcDate, GrapeCity.Win.Editors.v50, Version=5.0.2008.930, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ce01a33ce55ca12
GrapeCity.Win.Editors.GcTextBox, GrapeCity.Win.Editors.v50, Version=5.0.2008.930, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ce01a33ce55ca12
GrapeCity.Win.Editors.GcComboBox, GrapeCity.Win.Editors.v50, Version=5.0.2008.930, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ce01a33ce55ca12
GrapeCity.Win.Editors.GcNumber, GrapeCity.Win.Editors.v50, Version=5.0.2008.930, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ce01a33ce55ca12
GrapeCity.Win.Editors.GcMask, GrapeCity.Win.Editors.v50, Version=5.0.2008.930, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ce01a33ce55ca12
GrapeCity.Win.Editors.GcCharMask, GrapeCity.Win.Editors.v50, Version=5.0.2008.930, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ce01a33ce55ca12
GrapeCity.Win.Editors.GcTimeSpan, GrapeCity.Win.Editors.v50, Version=5.0.2008.930, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ce01a33ce55ca12
- Q18. InputManCell の各セルのコレクションを操作するとき、「エラー 1 'メンバ' に最も適しているオーバーロード メソッドには無効な引数がいくつか含まれています。」が表示される。
- 用途に適したクラスが指定されていないことが原因と考えられます。非編集時のセルのコレクションでは、GrapeCity.Win.MultiRow.InputMan 名前空間のクラス、編集時のセル編集コントロールのコレクションでは GrapeCity.Win.Editors 名前空間のクラスを使う必要があります。たとえば、GcComboBoxCell.Items プロパティに項目を追加する場合は GrapeCity.Win.MultiRow.InputMan.ListItem クラスを使用します。GcComboBoxEditingControl.Items プロパティに項目を追加する場合は GrapeCity.Win.Editors.ListItem クラスを使用します(InputManと同じ)。それぞれクラス名は同一ですが、名前空間が異なる点に注意してください。
- Q19. MultiRow のテンプレートファイルを開いたときに「値を Null にすることはできません。パラメータ名: instance 」が表示される。
- この現象は、InputManCell をインストール後、InputMan や PlusPak をアンインストールすると発生することがあります。InputManCell をアンインストールし、再度 InputManCell をインストールしてください。
- Q20. PlusPak が必要かどうかを簡単に判断する方法はありますか?
- このバージョンの InputManCell では、バーコード機能のみが PlusPak から提供されます。バーコードの必要性の有無によって、PlusPak を組み込むかどうかを判断できます。
- Q21. 初版のリリースノートに記載されていた「スタイル対応の一覧」などのコンテンツはどこで参照できますか?
- InputManCell のインストール後にヘルプファイルの「InputManCell の使い方」から参照できます。サンプルの一覧は、サンプルのアーカイブに収録されています。
- Q22. InputMan の GcComboBox.FindString に対応するメソッドは?
- GcComboBoxCell では、対応するメソッドは提供されていません。同等の機能を実装する例として、FindString サンプルが収録されています。
- Q23. InputManCell と組み込みのセルを判別するには?
- セル型が GrapeCity.Win.MultiRow.InputMan.InputManCellBase 型を継承しているかどうかによって判別できます。ただし、GcBarCodeCell のみ GrapeCity.Win.MultiRow.PlusPak.GcBarCodeCell 型による判別が必要です。
- Q24. InputManCell は v5.0.2008.0930 以降の MultiRow で使用できますか?
- 使用できます。MultiRow for Windows Forms 5.0J の v5.0.2008.0930 または以降の任意のバージョンと組み合わせて使用できます。
- Q25. InputManCell の修正版を適用するにあたり、既存のプロジェクトやアプリケーションに変更が必要ですか?
- 変更は必要ありません。ランタイムファイルを上書きすると、自動的に修正内容が適用されます。
変更履歴
- 2009/01/23 不具合修正
- 「MTMR07165 フォーカスを移動したときInputManCellの文字色が不正になる場合がある」が修正されました。
- ヘルプファイルのリファレンスに protected メンバが追加されました。
- 2008/12/08 ヘルプとサンプルのアップデート
- ヘルプファイル(MSHelp2 形式)が追加されました。
- インテリセンス用の XML コメントが日本語化されました。
- CalendarSize1 サンプルと CalendarSize2 サンプルが統合されました。
- FindString サンプルが追加されました。
- サンプルのスタイルが MultiRow for Windows Forms 5.0J のサンプルに統一されました。
- Q&Aを4件追加しました。
- 2008/10/08 初版
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