はじめに
日頃から格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申しあげます。

ActiveComm 1.0Jは、グレープシティが開発したRS-232C用シリアル通信制御コンポーネントです。機能別に4つのコントロールに分け、軽量化を実現しました。その構成は、データ送受信のすべてを行うコンポーネントの中心Portコントロール、TAPI(Telephony API)経由でモデムを制御するTapiModemコントロール、ファイル転送をサポートするFileTransferコントロール、そして端末エミュレーションをサポートするTermulatorコントロールとなっています。

各コントロールは、通信アプリケーションに必要な機能を十分に備えると共に、より使いやすいコントロールをモットーにプログラミングインタフェースが設計されています。高機能かつフレキシブルなコントロールは、あらゆる分野の通信アプリケーションの作成を強力にバックアップします。

弊社では、登録ユーザーの皆さまに、無償E-Mail サポートをはじめとする「PowerTools®サポートサービス」を提供しています。販売店でパッケージ版を購入された場合、「GrapeCity ソフトウェア製品証」(「ユーザー登録カード」、「ユーザー登録のご案内」または、「GrapeCity ソフトウェア製品証」のいずれか)に記載された製品情報を元に、弊社Webサイトよりユーザー登録手続きを行ってください。弊社でのユーザー登録が済みしだい、サポートサービスのご利用が可能になります。

また、弊社のWebサイトでは、新製品情報、トライアル版・アップデートモジュール・カタログのダウンロード、テクニカル情報など、ソフトウェア開発に役立つホットな情報を満載しています。このリリースノートや製品ヘルプと合わせて、ActiveComm 1.0Jのご利用に役立つことを願っております。

グレープシティ株式会社
〒981-3205 宮城県仙台市泉区紫山 3-1-4
Web: http://www.grapecity.com/japan/
お問い合わせ: フィードバックフォーム

インストール
ActiveComm 1.0Jをインストールするには、Webサイトからダウンロードした以下のインストールファイルを実行します。

    ActComm_yyyymmdd.exe
    (yyyymmddはインストーラのリリース時期によって変わります)


■ 注記 ■



1. 必要なハードウェアとソフトウェア

ActiveComm 1.0Jをご使用いただくには、以下のハードウェアとソフトウェアが必要です。

ハードウェア
7MB以上の空き領域を持つハードディスクドライブ

ソフトウェア
●開発環境
   開発ツール Visual Basic 5.0日本語版
Visual Basic 6.0日本語版
Office 2000日本語版

※ Visual Basic 5.0はService Pack 3以上が必要です。
※ Visual Basic 6.0はService Pack 3以上(Windows Server 2003、Windows Vista または Windows Server 2008 ではService Pack 6)が必要です。
※ Windows 95はService Pack 1以上およびDCOM95が必要です。
※ Windows NT 4.0はService Pack 3以上が必要です。
※ Office 2000日本語版では、Visual Basic Editor上でのみ使用可能です。
   OS
  32ビット(x86) 64ビット(x64)
Windows 95日本語版
Windows 98日本語版
Windows Me日本語版
Windows NT 4.0日本語版
Windows 2000日本語版
Windows XP日本語版 ×
Windows Server 2003日本語版 ×
Windows Vista日本語版 ×
Windows Server 2008日本語版 ×

●運用環境
   OS
  32ビット(x86) 64ビット(x64)
Windows 95日本語版
Windows 98日本語版
Windows Me日本語版
Windows NT 4.0日本語版
Windows 2000日本語版
Windows XP日本語版 ×
Windows Server 2003日本語版 ×
Windows Vista日本語版 ×
Windows Server 2008日本語版 ×


2. インストールの内容

ActiveComm 1.0Jのセットアッププログラムは、次の構成でファイルをコピーします。インストール結果について詳しく知るには、ユーザー指定フォルダに作成されるインストールログファイル(Install.log)を参照してください。インストールログファイルはテキスト形式のファイルとなっています。
※トライアル版では、コピーされるファイルの構成が一部異なります。詳しくは、「トライアル版」を参照してください。

\<User Folder>\
    Install.log          (インストールログファイル)
    Regist.bat
    REGSVR32.EXE
    ReleaseNote_xxxxxxxx.htm   (このファイル)
    Uninst.exe
    Uninst.ini
    UnRegInf.EXE
    Unregist.bat

    \Control\
        Actcmfnc.cnt
        Actcmfnc.hlp
        ActcmMt.cnt
        ActcmMt.hlp
        ActComm.cnt
        ActComm.hlp
        Fxfer10.cnt
        FXfer10.dep
        FXfer10.hlp
        FXfer10.ocx
        Port10.cnt
        Port10.dep
        Port10.hlp
        Port10.ocx
        Tapim10.cnt
        TapiM10.dep
        TapiM10.hlp
        TapiM10.ocx
        Term10.cnt
        Term10.dep
        Term10.hlp
        Term10.ocx
            TAPI14\
            (TAPI 1.4用TapiModemコントロール バックアップフォルダ)
            TAPI20\
            (TAPI 2.0用TapiModemコントロール バックアップフォルダ)

    \Function\
    (通信関数ファイル)
        cmMCall.cls
        cmMHang.cls
        cmMWait.cls
        cmPause.cls
        cmSendWA.cls
        cmWait.cls
        cmWaitA.cls
        cmWaitDt.cls
    \Links\  
    (テクニカルサポートなどに関する説明ドキュメント)
        Feedback.htm
        GrapeCityweb
        Readme.htm
        SupportForm.htm
        SupportInfo.htm
        SupportPolicy.htm
        UserService
    \Samples\
      (サンプルプログラム。
詳しくは、\Samples\フォルダ内のAComSmpl.hlpをご覧ください。)



3. 主要ファイルの説明

ファイル名 説明
Port10.ocx Port コントロール
ファイルバージョン:1.0.6.8
TapiM10.ocx TapiModem コントロール
ファイルバージョン:1.0.3.8(TAPI1.4用は、1.0.2.1)
FXfer10.ocx FileTransfer コントロール
ファイルバージョン:1.0.6.8
Term10.ocx Termulator コントロール
ファイルバージョン:1.0.2.5
\Control\*.dep コントロール依存情報ファイル
\Control\*.hlp ヘルプファイル
\Control\*.cnt ヘルプコンテンツファイル
\Function\*.cls 通信関数クラスモジュール
ReleaseNote_20080919.htm リリースノート (このファイル)
Regist.bat レジストリ登録バッチファイル
REGSVR32.EXE レジストリ実行モジュール
Unregist.bat レジストリ登録解除バッチファイル


4. アンインストール

ActiveComm 1.0Jをアンインストールするには、次のいずれかの作業を行います。アンインストールでは、製品をインストールしたフォルダに含まれるアンインストールユーティリティが自動的に使用されます。
上記のいずれかを実行することで、システムからActiveComm 1.0Jのファイルが削除されます。

アンインストールには、「自動アンインストール」と「詳細アンインストール」の2つのモードがあります。
「自動アンインストール」を選択すると、インストール済みのすべてのファイルをアンインストールします。「詳細アンインストール」を選択するとアンインストールするファイルを個別に指定することができます。ただし、インストール後にファイルを移動した場合や、INSTALL.LOG ファイルを消去した場合は無効です。

■ 注記 ■



5. Windows95にインストールする際の注意

Windows95上でActiveComm 1.0Jの各コントロールを使用するには、DCOM95がインストールされている必要があります。
セットアッププログラムでは、Windows95でDCOM95 がインストールされていない場合、メッセージを表示してインストールを中断します。この際は、DCOM95をインストール後に再度セットアッププログラムを起動してください。
DCOM95の入手方法に関しては以下を参照してください。

  http://www.microsoft.com/japan/com/

ActiveX コンポーネントの登録
ActiveXコントロール(*.OCX)は、設計時や開発時、あるいはこれらを登録したアプリケーションを実行する前に、必ずシステム環境にレジスト(登録)する必要があります。さらに、1つのコンピュータにデュアルブートで複数OSを使用している場合は、使用する環境毎にそれぞれ登録する必要があります。

1.システムレジストリ(System Registry)

開発環境マシン

Visual Basicの開発環境で登録済みのActiveXコントロール(*.OCX)の一覧を参照するには、以下の操作を行います。

   [プロジェクト]メニューの[コンポーネント]を選択

Office 2000 のVisual Basic Editor(VBE)で、ActiveXコントロール(*.OCX)の一覧を参照するには、プロジェクトにユーザーフォームを追加して以下の操作を行います。

   [ツール]メニューの[その他のコントロール]を選択

コンポーネントが正常にシステムに登録されている場合は、一覧にコンポーネント名が表示されます。コンポーネントの登録は、製品をインストールする際にセットアッププログラムが自動的に行いますが、万一登録が正常に行われていない場合は手動で登録を行う必要があります。この場合は、後述の「コンポーネントのレジスト(登録)方法」の説明を参照して登録を行ってください。

エンドユーザー側のマシン

コンポーネントを使用したアプリケーションをエンドユーザーのマシン上で正常に動作させるためには、使用したコンポーネントのファイル(*.OCX)をアプリケーションと同じフォルダか、パスの通ったフォルダに配置し、各コンポーネントをレジストしてください。

2.コンポーネントのレジスト(登録)方法

自動登録の場合の操作手順

ActiveXコントロール(*.OCX)を登録する場合
  1. Visual Basic を起動します。
  2. メニューから[プロジェクト]−[コンポーネント]を選択します。
  3. 「コントロール」タブの〈参照〉ボタンをクリックします。
  4. コントロールをインストールしたフォルダからレジストするActiveXコントロールファイル(*.OCX)を選択し、〈OK〉ボタンをクリックします。
  5. コントロール一覧に選択したコントロール名が追加されるので、そのまま項目を選択しチェックボタンをオンの状態にし、〈OK〉ボタンをクリックします。
※ Office 2000では、アプリケーションごとにレジスト方法が異なります。詳しくは、それぞれの製品ヘルプを参照してください。

手動登録の場合の操作および手順

手動登録を行う場合は、REGSVR32.EXEが必要になります。本製品をインストールすると、このファイルはユーザー指定のフォルダにインストールされます。

ActiveXコンポーネント(*.OCX)の手動登録は、コマンドプロンプトまたは[ファイル名を指定して実行]ダイアログで行います。

以下は、REGSVR32.EXEがCドライブのルートに存在し、PORT10.OCXファイルをC:\WINDOWS\SYSTEM フォルダにコピーして登録を行う場合の例です。

    C:\REGSVR32.EXE C:\WINDOWS\SYSTEM\PORT10.OCX

コンポーネントが正常に登録された場合は、通知メッセージが表示されます。

■ 注記 ■


3.Visual Basic、Office 2000 Developer のセットアップツールによる配布プログラムの作成

Visual BasicおよびOffice 2000 Developer のセットアップツールは、コンポーネントを使用したアプリケーションの配布プログラムを作成するときに、各コンポーネントの依存ファイル(*.DEP)を参照します。依存ファイルには各コンポーネントが必要とするファイル情報やレジストリ情報が含まれています。

以下に、その設定例を示します。

    [PORT10.ocx]
    Register=$(DLLSelfRegister)
    Dest=$(WinSysPath)

    [TapiM10.ocx]
    Register=$(DLLSelfRegister)
    Dest=$(WinSysPath)

    [Term10.ocx]
    Register=$(DLLSelfRegister)
    Dest=$(WinSysPath)

    [FXfer10.ocx]
    Register=$(DLLSelfRegister)
    Dest=$(WinSysPath)

本製品にはこれらの依存ファイルが添付されているため、Visual Basicのセットアップ作成ツールで配布プログラムを作成するときに、必要なファイルが自動的に組み込まれます。またこの場合、配布先環境へのレジストリ登録も自動で行われます。

■ 注記 ■

  セットアップ作成ツールについての詳細は、Visual BasicおよびOffice 2000 Developerのヘルプを参照してください。

4.登録に失敗する原因

登録に失敗する主な原因として、以下のことが考えられます。

TAPIのバージョンとTapiModem コントロールについて
Windows95 でサポートされているTAPI のバージョンは1.4です。Windows98/NT 4.0/2000以降では TAPIのバージョン 2.0以降がサポートされています。 TAPIのバージョン1.4と2.0以降では、APIのインターフェースが異なるため、TapiModemコントロールには、TAPI 1.4用とTAPI 2.0用の2種類があります。 従って、実行環境のTAPIバージョンに合わないコントロールを使用した場合はTapiModemコントロールが誤動作する可能性があります。

セットアッププログラムでは、インストールする環境に合わせて適切なバージョンのTapiModem コントロールをインストールします。

TapiModemコントロールがTAPI 1.4用かTAPI 2.0用かは、以下の方法で見分けることができます。

TAPI 1.4用
TAPI 2.0用以降

各TAPI用のTapiModemコントロール(TapiM10.ocx)は、製品インストールフォルダの以下にインストールされます。

\<User Folder>\Control\TAPI14\
    TAPI 1.4用 TapiModemコントロール バックアップフォルダ

\<User Folder>\Control\TAPI20\ TAPI 2.0以降用 TapiModemコントロール バックアップフォルダ


トライアル版
ActiveComm 1.0Jをインストールしようとすると、プロダクトキーを要求する入力ボックスが表示されます。ここでプロダクトキーの入力ボックスに"TRIAL"と入力し〈次へ〉をクリックして継続すると、製品を未登録版(トライアル版)としてインストールできます。ここでは、ActiveComm 1.0J トライアル版の使用に際し、ご注意いただきたい点について説明します。

1. 著作権、免責事項、および配布条件

2. 使用条件とサポート

3. トライアル版と製品版との相違点
4. その他

制限事項と注意点
以下に、ActiveComm 1.0Jに関する既知の問題と制限事項について説明します。このリリースノートの他の情報と合わせて、ActiveComm 1.0Jを活用していただく一助となれば幸いです。

バグレポートに関する最新情報につきましては、弊社のWebサイトをご参照ください。
バグレポート: http://www.grapecity.com/japan/support/bugreport/

1.機能の制限について

Port コントロール

Termulator コントロール

FileTransfer コントロール


2.注意点

Port コントロール

TapiModem コントロール

Termulator コントロール

FileTransfer コントロール

Windows Vista、Windows Server 2008で使用する場合の注意点


更新された内容
ActiveComm 1.0Jの更新内容をバージョンごとに解説します。ActiveComm 1.0Jでは、主要なActiveXコンポーネントのファイルバージョンをもって製品バージョンとしています。以下の説明で特にことわりがない場合、単に「バージョン」または「Ver.」と表記したときは、この製品バージョンを表しています。該当する項目をクリックすると、その説明が表示されます。


●2008年9月19日版で修正された不具合の内容
  Version : 1.0.6.8


●2005年7月31日版で修正された不具合の内容
  Version : 1.0.6.5


●2003年1月31日版で修正された不具合の内容
  Version : -.-.-.-(コンポーネントを含まない)


●2002年10月8日版で修正された不具合の内容
  Version : 1.0.5.5


●2002年1月21日版で修正された不具合の内容
  Version : 1.0.5.0


●2000年6月30日リリース (初版)
  Version : 1.0.4.9

ソフトウェア使用許諾契約書
ここに記載されている内容は、製品版として正規にインストールされた製品を対象としています。トライアル版には、適用されません。トライアル版の使用条件については、「トライアル版」に記載しています。

1.適用の対象

以下の条項は、お客様がこの契約書と共に入手されたグレープシティ株式会社のソフトウェア製品(コンピュータプログラムとその他の関連資料を含み、以下「本製品」といいます)に適用します。本製品は、著作権法により保護されています。お客様は以下の条件により本製品の使用を許諾されます。

2.使用権

  1. お客様は、本製品を、単一のコンピュータにおいて非独占的に使用することができます。ネットワークサーバーに本製品をインストールし、複数のコンピュータを接続して使用する場合は、接続台数分のライセンスが必要となります。
  2. お客様は、正規のユーザー登録を行った担当者の管理下においてのみ、本製品を使用できます。
  3. お客様は、お客様が販売する製品に本製品のランタイムモジュールを組み込み、再配布することができます。ただし、この場合においても本製品の使用法やその他の一切を公開することはできません。また、販売する製品には本製品の著作権を明記しなければなりません。
    この著作権表示は以下のような形態で、マニュアル、アプリケーション内のいずれかに行う必要があります。

       ActiveComm
       Copyright (C) 2002 GrapeCity inc.
    

3.禁止事項

  1. お客様はいかなる事由によっても本製品を譲渡、販売、転貸することはできません。
  2. お客様はバックアップを目的とする以外に本製品を複製することはできません。
  3. お客様は本製品をリバースエンジニアリング、逆コンパイル、または逆アセンブルすることはできません。
  4. お客様はいかなる事由によってもアプリケーション開発環境を持つソフトウェアに本製品をバンドルして再配布することはできません。
    また、実行時での使用を目的とした場合を除き、本製品を組み込んで作成したコンポーネントを再配布することはできません。

4.保証の範囲および免責事項

  1. 本製品にグレープシティの責に帰すべき物理的な欠陥(ディスクの破損など)があった場合、本製品購入後90日以内に限り、無償で欠陥のない商品と交換するか、またはその製品の購入代金相当額を限度とする対価を支払います。
  2. グレープシティは前項に定める場合を除き、本製品に関していかなる保証も行いません。グレープシティはいかなる場合にも、お客様が本製品を使用し、または運用した結果、直接または間接的に生じる損害に関して一切責任を負いません。

5.契約期間

  1. 本契約はお客様が製品を受領した日から発効します。受領日は証票により確認するものとします。
  2. お客様が、本契約の条項のいずれかに違反した場合、本契約は自動的に終了します。この場合、製品の購入代金は返還いたしません。

6.契約の終了

  1. お客様は、グレープシティから購入した本製品と説明書などを含む添付品、及びその複製物のすべてを破棄し、その旨を証明する文書をグレープシティに送付することにより本契約を終了させることができるものとします。

7.製品内容の変更

  1. グレープシティはお客様に対する何らの予告なしに本製品の仕様を変更することがあります。
  2. グレープシティは、本製品改良のため、お客様に対する何らの予告なしにプログラムの改変を行うことがあります。

8.サポートサービス

  1. グレープシティが提供するサポートサービスは、3か月前にお客様に通知することによりサポートサービスの停止やサポート形態の変更を行う場合があることを、お客様は了承するものとします。

©2008 GrapeCity inc. All rights reserved.

・Microsoft、Windows、Visual Studio、Visual Basic、Vistaは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
・GrapeCity、PowerToolsはグレープシティ株式会社の登録商標です。
・その他記載されている製品名は各社の登録商標または商標です。