はじめに
FlexGrid for .NETの動作不正のため、ユーザーの皆さまに大変ご不便をおかけいたしましたことを深くお詫び申しあげます。

この修正版は、前バージョン(Ver.1.1.20023およびVer.2.1.20032)の不具合を修正し、サンプルとドキュメントを強化するものです。前バージョンの以下のファイルは更新されないので、最新の情報については、該当するドキュメントをご参照くださいますようお願いいたします。

・Readme.txt     --> このリリースノートあるいはヘルプ
・Limit.txt     --> このリリースノートの「制限事項と注意点」
・GAC.txt     --> ヘルプの「コンポーネントの登録について」

弊社では、社員が一丸となり、製品の安定を目指して一層の努力を傾注する所存でございますので、今後ともご愛顧のほど、何とぞよろしくお願い申しあげます。


グレープシティ株式会社
   (旧 文化オリエント株式会社)

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インストール
この修正版は、初版(Ver.1.1.20023)および改訂第1版(Ver.2.1.20032)を対象としています。以下では、インストール内容と注意事項について解説しています。該当する項目をクリックすると、その説明が表示されます。


●Ver.2.1.20032 (改訂第1版) に適用する場合


●Ver.1.1.20023 (初版) に適用する場合

更新された内容
FlexGrid for .NETの更新内容をバージョンごとに解説します。該当する項目をクリックすると、その説明が表示されます。


●Ver.2.1.20033 (改訂第2版)


●Ver.2.1.20032 (改訂第1版)


制限事項と注意点
以下に、今回の修正版のFlexGrid for .NETに関する既知の問題と制限事項について説明します。このリリースノートの他の情報と合わせて、FlexGrid for .NETを活用していただく一助となれば幸いです。

BackColorプロパティへの透過色の設定
CellChangedイベント
Clearメソッド
CreateImageメソッド
IME制御
入力キャンセル
セルのマージ
セル移動
ソートの"△▽"マーク表示
編集時のカーソル表示
印刷、プレビュー関連(PrintGrid メソッド)
ドラッグ
FlexGrid 列エディタダイアログ
コンボボックス
カレンダー
オンラインヘルプ

互換性に関する注意点

1. C1.Common.DLLの追加

前回の改訂第1版(Ver.2.1.20032)で、一部の機能がC1.Commonアセンブリに統合されました。C1.Commonアセンブリは、ComponentOne社(FlexGrid for .NETの開発元)製品の共通インタフェースが定義されています。 これに伴い、改訂第1版でアセンブリのバージョンが変更されました。ただし、今回の改訂第2版(Ver.2.1.20033)のアセンブリバージョンは改訂第1版と同じです。

初回版(Ver.1.1.20023)で作成したプロジェクトに改訂第2版を適用する場合は、C1.Common.Dllへの参照を追加し、C1.Common.FlexGrid.Dllの参照先を新しいものに変更する必要があります。以下の手順でC1.Common.Dllへの参照を追加することができます。
  1. Visual Studio .NETの[プロジェクト]-[参照の追加]で、[参照の追加]ダイアログを表示します。
  2. [.NET]タブのコンポーネント一覧から、C1.Commonアセンブリを選択し、[選択]ボタンをクリックします。
  3. C1.Commonアセンブリが複数見つかった場合は、FlexGrid for .NETをインストールしたフォルダのBinフォルダにあるC1.Commonを選択してください。
  4. C1.Commonアセンブリが見つからなかった場合は、[参照]ボタンをクリックし、FlexGrid for .NETをインストールしたフォルダのBinフォルダにあるC1.Commonを選択してください。
  5. [選択されたコンポーネント]の一覧にC1.Commonが追加されたことを確認したら、[OK]をクリックします。

2. オブジェクトモデルの変更

改訂第1版で、RowオブジェクトあるいはColumnオブジェクトに属する以下プロパティが、CellStyleオブジェクトに移動されました。
   Format、EditMask、ComboList、ImageMap、DataMap

これは、これらの機能の強化と柔軟性を高めるための変更です。これにより、単一セルあるいはセル範囲に対してこれらの機能を適用することが可能になりました。ただし、互換性を保つため、RowオブジェクトあるいはColumnオブジェクトの既存のプロパティはそのまま残してあるので、引き続きそれらを使用することも可能です。これは改訂第2版でも同様です。

3. 初回版(Ver.1.1.20023 )で作成したアプリケーションの移行に関する注意点

上記のオブジェクトモデルの変更に伴い、改訂第2版を用いた場合、スタイル設定に関して同じコードで動作が異なる処理があります。初回版で作成したアプリケーションに改訂第2版を適用する場合、同じ動作になるようコードを若干修正する必要があります。

例えば、以下のコードを見てください:
    CellStyle s = _flex.Styles.Add("DateStyle");
    s.TextAlign = TextAlignEnum.CenterCenter;
    s.Font = New Font(s.Font, FontStyle.Bold);
    _flex.Rows[0].Style = s;
    _flex.Rows[1].Style = s;
    _flex.Rows[2].Style = s;

    _flex.Rows[0].DataType = typeof(DateTime);
    _flex.Rows[0].Format = "MMMM yyyy";

このコードを初版で実行した場合、行0、行1、行2にそれぞれ同じスタイルが割り当てられ、行0にはカスタム書式が設定されます。

改訂第2版で実行した場合、初回版とは動作が異なります。行0で行った書式の変更が、行1と行2にも適用されてしまいます。これは、行0、行1、行2が同じスタイルを参照しているためです。初回版と同様の動作にするには、以下のようにコードを書き換える必要があります。

    CellStyle s = _flex.Styles.Add("FixedStyle");
    s.TextAlign = TextAlignEnum.CenterCenter;
    s.Font = new Font(s.Font, FontStyle.Bold);
    _flex.Rows[1].Style = s;
    _flex.Rows[2].Style = s;

    s = _flex.Styles.Add("DateStyle", s);
    _flex.Rows[0].Style = s;
    _flex.Rows[0].DataType = typeof(DateTime);
    _flex.Rows[0].Format = "MMMM yyyy";

改訂第2版では、上記のように新しいスタイルを作成し、その新しいスタイルに対して書式を設定するようにしてください。

他のComponentOne社製品との共存
FlexGrid for .NETの開発元であるComponentOne社では、各製品の本体アセンブリに加えて、各製品共通の処理やインタフェースをまとめた共通インタフェース(C1.Common.dllアセンブリ)を提供しています。

弊社PowerTools for .NETシリーズのうち、該当する製品は以下の通りです。 共通インタフェースは、製品のリリース時期によって複数のアセンブリバージョンが存在します。そのため、本体のアセンブリが、どのバージョンの共通インタフェースを参照しているか注意する必要があります。

複数のComponentOne社製品を同時に使用する場合は、同じバージョンの共通インタフェースを参照するよう、各製品の本体アセンブリを揃える必要があります。また、製品によっては間接的に他の製品のアセンブリを参照している場合があります。例えば、True DBGrid for .NETの印刷機能は、VSVIEW for .NET Preview Editionのアセンブリを使用しています。これらについても、バージョン番号を揃える必要があります。

同一環境上に複数バージョンのアセンブリが存在すると、関連するアセンブリが正常に動作しなくなる恐れがあります。各製品が参照するアセンブリのファイルバージョンに注意し、常に最新の修正版を適用することをお勧めします。

各製品の最新アセンブリは、弊社Webサイトの ダウンロード で入手できます。

VS.NET 2003上で利用する場合の注意事項
FlexGrid for .NETの初回版および改訂第1版インストーラは、VS .NET 2003に対応していません。そのため、VS .NET 2003だけがインストールされた環境に対して、初回版(CD-ROM版を含む)や改訂第1版をインストールした場合、製品の動作に支障が出る場合があります。また、その環境に対して今回の改訂第2版を適用することはできません。

VS .NET 2003だけがインストールされた環境へFlexGrid for .NETをインストールする場合は、初版をアンインストールしたのち、弊社WebサイトのダウンロードページからVS.NET 2003対応インストーラをダウンロードし、インストールしてください。このインストーラはトライアル版と共用で、VS.NET 2003に対応しております。インストール時にプロダクトキーを入力することで正規の製品版としてご利用いただけます。

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・GrapeCity、PowerToolsはグレープシティ株式会社の登録商標です。
・FlexGridはComponentOne社の商標です。
・その他記載されている製品名は各社の登録商標または商標です。